まぐlog

趣味のことを書きます

シンデレラガールズ7thライブ大阪公演に行ったら記憶が吹き飛ぶくらいぶち上がって来た話

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先に書いておく。

いつものライブの比じゃないくらい記憶がないので記事の内容と語彙力が薄い。

もともとアイマスのライブは演者のパフォーマンスからアイドルと演者の成長とか心境の変化とか表現したいものの推測とか関係性の読解とか色々考えて演者を見るようにしてるんだけど、今回はそんな余裕なかったんですよ。

だって、初手でガールズ・イン・ザ・フロンティアですよ?

怪文書記事出しちゃうくらい大好きなこの曲を生バンド1曲目で、あの目の前が開けて見知らぬフロンティアへ飛び出していくようなイントロを聞かされたらもう一瞬で勝利確定ですよ。

そして音圧が強い!!!!!!

初日はスタンド、2日目はアリーナのD9でドラムの鼓動は振動として響いてくるし、火が出れば熱気が襲ってくる、そんな最高の臨場感で味わえる生演奏の数々はこれまでのシンデレラにはなかったものがあった。

前書きが長くなってしまったけど、いつもどおり、いや、いつも以上に語彙力減ってる感想を書いていこうかと思います。

ポテンシャルを感じたUnlock Starbeat

公演テーマソングのガールズロック、最初に聞いたときは某別コンテンツの幻影がちらついたけど、正統派ガールズロックということでまさに公演にぴったりだと思った。

そして、2番の歌詞が大変ヤバい予感がしてます。現地のフラスタでちょっと聴いた2番に「ガラスの靴」という単語が入っていた時点で「あっ、これは2番はメッセージ性が強い歌詞だな?ヤバイやつだな?」というのを感じ取りました。

実際ライブで聞いたときはノリすぎて聞き取りきれなかったので、そのへんは耳の良い他のPさんに任せます。早くフルの音源ください。

エンジン全開の第1第2ブロック

Lunatic Show

この曲もアニメのブルーレイ特典曲で後にメンバー編成が変わってデレステに実装された曲なので、密かにオリジナルメンバーの2人だけの歌唱を期待してましたが、今回も4人での歌唱でしたね。

それでもセリフ部分は5人verではなく、オリジナル版のをやってくれた上に「トモダチ、オンザステェェェジィィィ!!!!」をしょうこうめ寄り添ってやってくれたのが素晴らしかった。

今回のライブは赤いサイリウムをたくさん使うだろうという予想でウルトラレッドを用意しておいて大正解だった。

美に入り彩を穿つ

この順番で「あ、このライブは行くところまで突き抜ける気だな?」というのを察した。歌唱で言えば過去のほうが伸びがあったように感じたけど、何より生演奏によるくそかっこいいギターメロディが最高だった。

このあと初日にはついに初披露されたSpring Screamingでパリラパッション!!!!できたのが良かった。待ってたよ。

ØωØver!! -Heart Beat Version-

IMAJOさんのギターの1音目でコレを察した瞬間に、アニメの19話の光景を走馬灯のように思い出してしまって急に涙腺が緩んでしまったのと同時に「あ、僕はやっぱり*のPでもあったんだな」ってのを思い出した。

「みくは自分を曲げないよ」と言い、りーなと*でやっていきたいという思いを貫くみく、"にわか"だと思われても自分の信じるロックの道を貫き通したいりーなと2人の魂の強さがこのユニットの魅力だと思っている。

だからこそ、この公演で、この曲を、初登場から5年近く経ったところで披露されたというのはとても意味があると思うし、それぞれが積み重ねてきた道を想起して僕は耐えられなかった。

Wonder goes on!!もやらないか期待したけど、今回はお預け。きっといつかまたやってくれる。

オウムアムアに幸運を

珍しく曲として好き。もちろんメッセージ性を感じる歌詞も良いんだけど、駆け抜ける疾走感のあるサビが何より好き。

ノリにノッてたら「ねえ、信じているのは」「ああ、頼れる仲間さ」でお互いが向かい合って歌い出したところでうわーーーーーーーーーーーーーってなった。

義勇忍侠花吹雪

義勇忍侠花吹雪 - 京都大火編 - って感じだった。

背景で街は燃え、天井には飛び交う手裏剣が映し出されるなか、かっこいい睦月さんのギターメロディが響き渡る。

あやめ役の田澤さんがどう見てもあやめにしか見えない立ち振舞でめちゃくちゃ良かった。

Gaze and Gaze

ほーーーーらやっぱりフォーリンシーサイドじゃねーか!!!!!!!

パンフレットにはなかったけど、現地にあった集合絵ではほぼ確実にお嬢の隣に川島さんが居たのでサプライズ新曲はフォーリンシーサイドだろ!って思ってたら本当に来たので嬉しかった。

なによりカッコいいメロディに2人の歌唱力が相まっていて最高にぶち上がった。

生存本能ヴァルキュリア

生音ヴァルキュリア最高だったわ~~~~~~~~~~~

キャスティングもオリメン+ベルベットローズでめちゃくちゃ似合う。ベルベットローズにはこういう気高い曲がホント似合うねぇ。

ヴァルキュリアは絶対に白リウムと心に決めているマンなのでウルトラホワイトをバキバキ折って振ってた。次に生演奏でやることがあればぜひ藍子さんがいるときにやってくれ。

まさかのアコースティックブロック

4時間ライブ、全部生演奏は流石に無理だろうし休憩兼ねたブロックがあるだろ…って思ってたらまさかのアコースティック演奏ブロックが入ってきて「?????」ってなった。

薄荷

薄荷、2ndライブ以来だよね?初めて生で聴いたけどアレンジも相まって凄くストーリー性の高い仕上がりになってたと思うし、渕上さんの感情もかなり乗っていたように聞こえた。

in fact

アレンジで最後に to you and for me のメロディが入っていたことには全く気づかなかったけど、アレンジされて原曲にあった悲壮感が和らいでとても暖かい曲になってたと思う。

佐久間まゆ

なにあれ(唖然)

スクリーンに映し出される影で指のリボンを確認した瞬間にエブリデイドリームなのは察したけど、メロディが混ざっていることを活用してそのままマイスイートハネムーンまでつなぐとは思わなかったし、牧野さんの技量が吹っ飛びすぎてて本当にすごかった。まゆP消し炭になってない?大丈夫?

突然のニュージェネ新曲

知らないメロディが流れて、ステンドグラス調の背景映像の中に浮かび上がるニュージェネのロゴを見た瞬間に歌唱メンバーはわかった。だが曲がわからない。

「Great Jurney」ってなんだ?新しいカバーか?って思ったがそうじゃない。新曲だ。

P.C.S、トライアド、ポジパがそれぞれ2曲のユニット曲を持ち、1周してニュージェネの番ということだろうか。

明るく元気な曲調を捉えるので精一杯かつ、アリーナ中央の反響もあり歌詞がほぼ聞き取れなかったのが悔やまれる。

打ち上げでは「各ソロの歌詞が入っていた」とか「流れ星キセキの歌詞が入っていた」とか期待が高まる話があったのでフル版を早く聴きたい。

見たかったもの目白押しの後半ブロック

MV再現で可愛さの塊だったPalette

センターの入れ替わるMV再現とフォーメーションダンスでCu属性随一のユニットの魅力を存分に発揮していたと思う。

躍動する軍曹とMax Beat

鋭く流れるようなテンポとカッコいい曲調が売りのこの曲で大和亜季役の村中さんのカッコよさが際立っていたと思う。

個人的に村中さんにはこの1年でガンダムナラティブのミシェル役の演技が非常に上手くて、アイマスでしか見てなかったところに新しい発見をしていた。

その演技力の高さが今回のMax Beatにフィードバックされているのを感じられて、演者もまた成長していくというのを噛み締めていた。

再現度の高さに驚愕した Fascinate

ちとちよが居た。

佐倉さんがちとせの妖艶さを見事に表現すれば、関口さんが千夜の少し固さがありながらも1本筋が通った姿を表現していた、完全にちとちよがそこにいた。

これで初舞台だと言うのならこれから更に洗練されていくと思うとこれからが楽しみだ。

待ちに待った双翼の独奏歌

5thツアーが終わった直後にイベントがあり、丸2年以上披露を待ったこの曲。

イントロが始まった瞬間に会場がざわめき出し、セリフパートから一瞬の静寂から2人の声が重なった「双翼の独奏歌」の瞬間の会場全体が「これが聞きたかったんだ!」という気持ちで繋がったような割れんばかりの歓声は忘れられない。

まさかのHOT LIMIT

初日のソロのトリ、イントロを聴いた瞬間、「そ、そうきたか~~~~~」という気持ちになった。

この気持は去年の名古屋で「きらりんロボのテーマ」をやったときと同じ完全な不意打ちで驚いたのと同じだった。そうだね、これも卯月のソロ曲だね。

今後やるのかわからない曲に立ち会えたのは素直に嬉しかった。

半信半疑の期待に答えてくれた紅

大阪公演、ロックテーマ、輝子がいる。演者も意味深なことを言ってる。これで紅を期待せずにはいられなかった。

でも、カバー曲だし、輝子には他にもロックテーマに合ったソロ曲があるからと心のどこかで上がっていく期待を抑えつけようとしていたと思う。

それでもやっぱり期待していたので大阪公演にはウルトラレッドを25本用意しておいた。

そして初日にHOT LIMITをやったので、これはもうやってくれると信じてその時を待った。

始まるイントロ、誰もが曲を確信し歓声をあげずにその瞬間を待つ、少しずつ掲げられていくサイリウムで作られた「X」の文字。

アリーナからステージに向かって無数に掲げられたXの光景はたぶん二度と忘れない。

満を持してその瞬間を迎えるとき、松田颯水さんはニヤリと笑った。この時を迎えられた喜び、これから歌う曲の重さ、色々な感情がこもっていることが見てわかる笑いだった。

「く、れ、な、い、だあああああああああああああああああああ!!!」

すべてが爆発した。コレ以降のことは記憶が定かじゃないのでディレイで補完してこようと思う。

何度聴いてもダメな曲ってあるよね

M@GIC と EVER MORE と TRUE COLORS は何度聴いても色々な感情がこみ上げてきてしまう。

これらの曲は僕がアイマス沼を泳いできた軌跡とリンクする節目の瞬間にかならずあった曲だ。

M@GICは最初に触れたアニメのシンデレラガールズの大トリを飾った曲、いわば始まりの曲。

EVER MOREは初めて現地に行った4thライブSSAで初披露された集合曲。

TRUE COLORSは初めて担当アイドルがアニバーサリーで歌った曲。

これらの節目だった曲は何年もの月日を重ねて思い出補正が増えていってしまい感動のトリガーをたやすく引いてしまう。

人は「もう何度も聴いたんだからそろそろ耐えろよ」と笑いながら言うが、耐性が付くんじゃなくて月日によって弱点が増えるだけなんだ。

さらにこれらの曲はライブ終盤で歌われることが多いので「あぁ、この楽しい時間がもう終わるんだな」という喪失感もこみ上げてきてしまい、ど~~~~~~しても涙腺に響いてくる。

今回の7thツアーも楽曲に全振りというこれまでにないスタイルのライブで、新鮮な楽しさとちょっとの困惑と新しい可能性への驚きとといろいろなものを見せてくれた。

これからも続く旅路で何を見せてくれるか来年以降も楽しみだ。

遠征名物の現地旅写真編

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ドーム前千代崎駅の改札出た場所にあった壁。見た瞬間にニコ動の「red shita big コメント」を思い出してしまった。

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ライブ遠征恒例の担当アイドルAR撮影。AR機能は旅を楽しくしてくれる良い機能。

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演者のサイン色紙からりあむのを。すごい良いお気持ち長文でした。

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止まったホテル近くの地下街「クリスタ長堀」の中にあったそばうどん店「つるはん」の京風きつねうどん。

刻まれたお揚げをあんかけ風にしたうどんで優しい味わいだった。

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泊まったホテル、ベッセルイン心斎橋の朝食ビュッフェはまぐろが無限に食えて満足度が高かった。

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道頓堀の「くれおーる」

大阪に来るたびに来てる気がする。お店が広く人数多めでも対応できるところがちょうどよかった。

粉物1回目。

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ライブ初日の打ち上げ。大人数で店の予約もなかったので道頓堀をさまよったものの土曜の夜なのでどこも激混み。

そしてたどり着いたのは「こなもん天国」の屋外テーブル。土曜の若干治安isBAD感ある街でやる打ち上げは楽しかった。

粉物2回目。

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ライブ2日目の昼。ここで2日目だけ現地の大学の後輩が合流したので、せっかくだし大阪っぽいものということで再び粉ものへ。3回目である。

クリスタ長堀内の「鶴橋風月」

ひたすらに食いまくった大阪、楽しかったです。

次回は少人数とかちゃんと予約とったりして串揚げにいきたいね。

ミリシタ担当イベント「Super Duper」を全力疾走した話

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全てはここから始まった

【ミリシタ】ミリシタ 寒さに負けるな生配信!~スーパーなふたりがお届けしますよ~

発表内容のまとめ!

idolmaster.jp

ミリシタ感謝祭のその日に発表されたニコ生、出演は佐竹美奈子大関英里さんと横山奈緒渡部優衣さん。

この手の生放送の通例として、その月に出る新曲ユニットが出演している。つまり、来たるべきときが来たのだ。

Twitterなどで散々言ってるので知ってる人も多いと思うが、僕はミリオンライブでは佐竹美奈子担当Pだ。

そして、ミリシタではリリースから2年、未だにイベント上位報酬に美奈子はなっておらず、既に奈緒はなっていた。

つまり、美奈子の初上位イベントになる可能性が非常に高かった。

緊張の面持ちで番組の開始を待ち、あまりにもそわそわしすぎて挙動不審になり周りに居た友人たちに笑いの種を提供してしまうほどだった。

そして発表されたのがこの曲

www.nicovideo.jp

なるほど…...なるほど????

美奈子と奈緒と言えばグリマス時代はダンス属性、どちらもイメージカラーは青系統、元気系アイドルという印象が非常に強かった。

LTF01や閃光HANABI団でもそっち方面の強みを押し出していて、BloomingCloverでは2人で「ダブルエース」というユニットになり、タオルを振り回すパフォーマンスもしていた。

なので、予想も元気系の曲だったので、セクシーでK-POPを彷彿させるメロディーは最初完全に理解が追いつかなくなってた。

なんぜ、こんな仕事をやるのが初めてだったから。

この発表を受けて、本当にどんなことになるのか想像がつかなくなってワクワクが止まらなくなった。

そして、美奈子初上位ということで全力を出して走ると決めたのであった。

覚悟と追い風

生放送から1週間後。イベントは始まる。

最初から有給を1日は取って走る覚悟だったので、まずはイベント日程を把握することからスタート。

前日告知が出たのが2/17(月)、シンデレラ7th大阪(この記事は別途書くよ)から帰路につく新幹線車内で確認した。

それに合わせて大きな追い風が吹いてきた。職場の「リモートワーク推奨」の命令だ。

僕の仕事はIT系で、リモートワークも可能なシステムになっている。さらに言えば裁量労働制なので、仕事の成果さえ出していれば仕事中に音楽聞いてようが動画見てようがほとんど何も言われない。

そんな職場で1週間リモートワークを推奨するという命令が出たのでこれはもう大チャンスだ。家でイベント走りながら仕事ができる。

有給も取らずに走るのを決めた瞬間だった。

走る戦略

うみみ走法一択。できる限り先行して走り続ける。

イベントシステムはツアーなので、お仕事を連打し2コ溜まって5倍イベント曲をひたすら回す。これだけだ。

これをイベント終了までできる限りやる。

のちに走ってわかったが、後半戦モードに入ると3コアイテムを貯める前に5倍が来てしまうので、時間効率を上げるなら後半戦入る前にアイテムをストックしておいたほうが良いのかもしれない。

最適化の限界

さて、ゲーム内でできる走り方は至ってシンプル。ではどこでライバルと差を付けるのか?という話になると最適化の余地はたくさんある。

まずは使用する環境。ロードや通信のレイテンシを可能な限り縮める。もっと雑に言えばできるだけ高性能な端末でできるだけ速いネット回線を用意するということ。

とはいえ、走るためだけにiPadPro3と有線アダプタに投資する気は起きなかったので、手元にあるiPhone11をメインとし、電池切れ充電中に走るためのサブ端末として乗り換え前に使っていたiPhone7を用意した。

次に可処分時間の最適化だ。

1番効果が大きいのは睡眠時間を削ることだ。とはいえ、特に訓練もしてないし、体質で必要な睡眠時間は異なる。リモートとはいえ、仕事のパフォーマンスは維持しなければならないので最低限の睡眠は必要だと判断した。

普段7時間くらい寝ているので4~5時間くらいに削って生活をしてみた。だいたい2時寝7時起きという感じだ。

が、長丁場のイベントラン。後半数日はめちゃくちゃ睡魔に襲われた。2回ほどイベント曲を叩きながら寝落ちしてコンティニューする羽目になった。

イベント最上位の人たちのポイントの積み重ねを見ると、ほぼ寝てない計算になるので、あの領域の人達は米軍Navy SEALsのヘルウィークでもやってるのか?というくらい極まっている。

オートライブパスで回す楽曲の2分間だけ寝る技術とか、寝そうになったら叩き起こしてくれる介護人が付いてるとか、色々聞くが実態はわからない。

睡眠を削ったらあとはスキマ時間すべてをイベントランで埋める。お手洗いでもやる、フライパンで肉を焼きながら片手でやる、仕事中はオートライブパスで回す間に集中してフルコミットする、出かけたときは移動中もやるなどなど。

さらに極めると、ゲーム内の行動の最適化も行うらしい。オートライブパスの選択をする0.数秒を削るために全部自力で叩くとか、スパドリを飲むより石を割るほうがステップ数が少ないので全部石で走るとか、ガチャコインの演出を発生させないためにカンスト状態にしておくとか。その辺の最適化までは詰めなかった。正直普通に睡眠削って走るだけでも精神的にはかなり修行だった。

結果的に起きている時間が24時間中19時間くらい。生活と仕事の時間を除いても1日12時間くらいはイベントを走っていたと思う。今回は3連休があったので3連休中は15時間とか行ってたかもしれない。

予算

イベントを全力で走るということは石を割るということ。

備蓄していた石は約40000コだったが最終的には25000コほど課金で追加した。

スパドリの貯蓄なども含めると100000コ換算くらいにはなるんじゃないだろうか。全部課金走ったら10万くらいかかってたんだと思う。

完走した感想

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完全に運が良かった。リモートワークじゃなかったらこんな順位は取れていない。

やってることは完全に修行で、とても楽しいと言えるものじゃない。だけど、部活動などで目標のために必死に苦しい練習を耐えるのと本質的には同じで、この苦難を乗り越えてでも掴みたい理由があったから最後まで行けた。

それは絵が描けるわけでも、なにか作れるわけでもない僕ができる数少ない「担当アイドルへの応援活動」だったからだ。ただただ、僕は持ちうる力を出し切ってイベントを盛り上げ、応援したかったんだ。それだけなんだ。

イベントコミュも全部読んだけど、心優しくて思いやりの強いアイドルたちが必ず背負うことになる「他を優先しすぎて自分の意志が弱くなる」と「誰かと競うことになったときに自分が一歩引けばいいんじゃないかと思ってしまう」の2つを同時にぶっ込んできた本質情報の多いコミュで、美奈子自身がその問題に直面して成長していくのが見て取れたので非常に良かった。

今回の順位は色々な偶然が重なった運の良さもかなりあったと思うので、次回以降はまた375000ポイント調整でやるんじゃないかと思ってる。ただし周年イベントだけは別だ。

最後に、

初披露するであろう7thライブのCD先行チケット当たってくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年もお疲れ様でした。

今年もお疲れ様でしたということで、今年のことを振り返ろうと思います。

アイマス

毎年年末に記事を書くと「今年もアイマスばっかじゃねーか!」って思うんですけど、今年もでしたね。

特に今年はシンデレラもミリオンもライブツアーに加え、バンナムフェスもあり、とにかくリアルなほうの展開が多い年でした。

ということで、まずはライブについて。

ライブ

参加したライブ

  • 現地参加
  • ライブビューイング参加
    • シャイニーカラーズ1stライブDay1,Day2夜
    • シャイニーカラーズサマーフェスティバル
    • SideM4thライブDay2
    • ミリオンライブ6th仙台公演Day1,2

こう列挙してみましたが、シャニ1stDay2昼、SideMプロミDay1,2以外大きいイベントは全部見てるんですよね。

あとはシンデレラ5thツアーのとき以上に飛び回りましたね。神戸も福岡も初めて行きました。

いつのまにやらアイマス関連で増えていた人脈のおかげで多くのイベントに行けたことは幸運だったと思います。

さらに言えば、友人のチケットで行ったときに限ってめちゃくちゃいい席*1を引くのはなにかのジンクスではないかと思っています。

その運のおかげでたくさんの演者さんの姿をしっかり肉眼で捉えられたし、ほぼ個別のレスポンス*2まで貰ってしまい本当にいい体験をさせてもらいました。ありがとうみんな。

さて、次にゲームの方ですけど順番に書きましょうか。

シンデレラガールズ

今年1番大きかったのはデレステのアニバーサリーソングを担当が歌ったことでしょうか。

告知見たときは完全に取り乱してました。

そして発表されたTRUE COLORSは往年の765AS曲を思い出させるようなサウンドシンデレラガールズ最大の武器である「個性」にフォーカスした歌詞で去年の攻めたガールズインザフロンティアも素晴らしかったが、こちらも正統派アイマス全体曲としての完成度が高くて素晴らしい曲だなと思ってます。

なにより「手を取り踏み出そう」を藍子さんパートにしたところに運営の理解と完全に解釈一致してて安心した。

次に大きかったのは年初にあった「スパイスパラダイス」のイベントです。

デレステで初の藍子さん上位、ポジパの新曲ということで走らない理由が一切なかったです。

今までファンファンファーレとFlipFlopで2000位以内は取ってましたが、どちらも「2000位以内」という目標を据えてやってました。

ですが、今回は「行けるところまで行く」という目標を据えて挑戦しました。そのためにいかに仕事の効率を落とさずに走れる*3か、どこまで睡眠を削れるか、など生活面での自分との戦いでした。

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以前にも書きましたが、自分自身を高森藍子担当Pであると認められるかどうかというのを賭けて走ったので199位という結果にはある程度満足していました。

が、今はもっと上を取りたいという気持ちが強いです。だって、身近なPの本気を見せられちゃった*4から「その領域」に挑んでみたいと思っちゃうじゃないですか。

自分の「好き」という気持ちでどこまで行けるのか試してみたくなっちゃうじゃないですか。次は2桁取るぞ。

あと今年もう1つ大きかったのは姫川友紀のファンだったことを自覚したところでしょうか。やっぱり野球が好きなんだなってのと、演者の杜野まこさんとシンクロしているところから気がついたら気になるアイドル最上位に居ました。

僕自身が元野球部だったり、20年くらい野球というコンテンツを追っていたというのが思ったより大きくて、Dear My Dreamersを聴いたときから走馬灯のように野球部だった頃を思い出すようになり、名古屋での真剣な眼差しのダンスと円陣を見て完全に理解したという感じだったと思います。

そう思わせてくれた感謝の気持ちも込めて先々週のデレラジにお便りを送らせてもらったところ、なんと採用されて読まれました。さらには杜野さんのブログで詳しい話まで書いていただき、本当に野球好きアイマスP冥利に尽きました。

ameblo.jp

あとシンデレラについて今年1つ大きかったのは、友人たちの担当に大きく動きがあったことでしょうか。前述の通り、サイバーグラス担当、日菜子担当には完全新曲が、また別のほたるPにはソロ曲にワンステップス曲に新シリーズ曲にと、幸子もりくぼPにも新曲が、そしてナターリアPには念願のボイスがと周りのPたちの歓喜の瞬間をたくさん見ることができました。

ミリオンライブ

今年は担当の美奈子は新曲がなかったのでそれほど大きいゲーム内の動きはなく、ひたすらにライブ!って感じでした。

それでもBonnes! Bonnes!! Vacances!!!とFlyers!!!はもちろん走ったし、周年イベントについては去年以上の成績を残せたので満足してます。

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ガシャについてはもう回すのが当たり前になってきているので特筆しませんが、もちろん陰陽師美奈子は引いてます。

シャイニーカラーズ

園田智代子を担当しようと決めたのはもしかして今年なんじゃないか?

元々は恋鐘かなぁって思ってたんですけど、気がつけば智代子に惹かれてました。

智代子、何かとエピソードが美奈子に似ていて「あ、これは惹かれるのも納得だわ」という感じです。

経済状況の関係上、シャニマスはできるだけ出費を抑えようと思ってたんですが、ハロウィンの限定智代子だけはちゃんと4凸までやろうと思って回した結果、天井に行ってました。

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この智代子のエピソードコミュが僕の中で衝撃的で、かなり重いモノでした。

というのも、智代子は藍子や美奈子に似ているところがあり、「誰かのためにアイドルをやる」という性質が強いアイドルだったのですが、先行して居た藍子や美奈子がまだ言及してない領域にこのカードのコミュで言及したんですよね。

それを見て「おまえ、もうそこ言及するの!?生き急いでない!?」ってなりました。気になる人は復刻で引いて見て。

そしてPカップもそこそこちゃんとやった結果はこの通り。

順位こそそこそこ高いけど、100位までの差はかなりあり、100位を狙うならそれこそ有給を何日も使わないとダメだなぁという感じでした。特に0時以降のプレイが無効になるのは生活習慣上かなり厳しい制約でした。

サバゲ

今年はアイマスPサバゲしかやってません。さらに言えばそれさえも2回も雨天中止があり、とにかく天気の運がなかった。

回数も少なかったので新規の装備が増えたということもなく、逆にマルイ電動MP7が逆転防止ラッチがポッキリ折れてジャンクになったりもしました。

それでもアイマスの人脈から声をかけてサバゲにハマった人が今年も居たのでその点ではとても満足してます。

note.com

でもやっぱり主催をしてるとゲームの参加数が少なかったりするのでもっと行きたかったなというのが本音です。

野球

今年の現地観戦は4試合。しかも勝ち越しという比較的いい感じでした。

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今年はロッテ一筋の安打製造機だった福浦選手の引退というニュースもありながら、先発陣の若手の台頭があり、打線はレアード加入で得点力も上がり、後半戦に中継ぎがバテる、怪我人が出ると選手層の薄さがモロに出てくると行った課題を乗り切れば十分上位に行ける成績を残したと思います。

来年は美馬選手や福田選手の加入、ジョンソン選手やハーマン選手といった日本で実績のある中継ぎ陣の補強もあったので楽しみです。

その他

副業の話もたまにはしておきましょうか。

僕はweb系のサーバサイドエンジニアが副業で、この業界で8年仕事してます。

web系で8年というともう中堅エンジニアに差し掛かりつつあり、何らかの武器は身につけてないとねって頃になります。

僕は仕事は遊ぶための金稼ぎ、くらいにしか思ってないので積極的に自分の時間をコード書いたりすることに当ててないのでまぁ後輩たちに技術レベルで言えば追い抜かされていきます。

そこで僕はここ何年かマネジメント方面、いわゆるエンジニアマネージャ方面の能力を磨いてたんですが、今年はそのポストをもらいつつも色々あってプロジェクトが吹き飛んだりしたりとちょっと将来を考える必要があるかなみたいなフェイズになってきました。

なんせずっと同じ会社にいると自分の今の給料が能力に対してどうなのか、他の会社ならいくら貰えるのか、なんてのはわからないので外の世界を見てみようという気軽な感覚で転職サイトに登録してみたりもしました。

とはいえ、今の職場環境は周りに趣味に理解のある人に恵まれ、休みも自由に取れるのであまり手放す気は起きてないです。給料は上がれ。

来年に向けて

来年はアイマス15周年ということでもう今年以上にアイマス一色じゃないかなと思ってます。

既に

  • シンデレラ7th大阪
  • ミリシタ感謝祭
  • ミリオンワンナイトクルーズ
  • シャニマススプリングパーティ
  • シャニマス2ndライブ

これらの現地チケットを握っていて、ここからASの単独やプロミツアー、各種周年ライブにバンナムフェスとどんどんふえていくでしょうから、来年も財政が心配です。

あとはやっぱりもっとサバゲとかしたいですね。久々に定例会とかもいきたい。

最近体を積極的に動かしていい加減この体を少しまともにしないと先が危ないという気持ちが湧いてきたのでアウトドア方面に力を入れていきたいですね。

それではみなさん来年もよろしくおねがいします。

*1:SIdeMプロミセンターステージ最前、ミリ福岡アリーナ6列目、ミリSSAアリーナ6列目、デレ7th千葉花道最前

*2:デレ千葉でまっこさんに「マウエ」してもらった話

*3:緩い会社なので仕事中も触れる

*4:NeedleLight50位代とかギュっとMilkyWay20位代とか

新規アイマスPをプロデュースしたら1年がめちゃくちゃ楽しかった話

まえがき

この記事はアイマスP向けmastodonインスタンス(imastodon.net/imastodon.blueなど)にいる人達のアドベントカレンダー「ジョンベベベント・カレンダー」の12月3日の投稿だ。野々原茜ちゃんお誕生日おめでとう。

adventar.org

読者がこれらのSNSを利用しているであろうという前提の元、ちょっと内輪ネタ寄りな話を書かせてもらう。

あらすじ

過去に2回ほどこのブログで「職場の後輩でPになった奴がヤバい」というネタをやったので、今回はそのまとめというか、僕視点でヤバいPと一緒に居たことの楽しさを書いてみようかと。

どういう奴だったかは過去の記事を見てもらえると。

frozen-tuna.hatenablog.com

frozen-tuna.hatenablog.com

登場人物

後輩:職場の後輩で今回の主人公のやべぇ奴。晴れてアイマスP歴1年に達したが未だ成長留まることを知らない。アイマスハマって半年でミリシタの周年ランカーはどう考えてもやべぇ。

後輩の同期:僕よりアイマス歴が長いP。後輩がハマるまで僕とも接点がなかったが、後輩が繋ぐ橋となって今は一緒にイベントに行く。

僕:後輩をアイマス沼に叩き落として計画的に沈めた張本人。

逸材は突然に

過去の記事でも書いたが、元々後輩との出会いは「サバゲやってみたいんすよ」って言われてサバゲに誘ったところからだった。当時は多趣味でFGOの課金額がヤバいって印象だった。

アイマスPの素養を発見したのはちょうどニコニコ動画ジャガM@Sが流行っていた頃に好んで見ていることを知ったのと、そこをきっかけに断片的ではあるがアイドルのことを知っていたことからだ。

おっ?と思ってちょっと掘ってみると「アイドルに憧れて何年もやって、夢を諦めないでやってきたウサミンがシンデレラガールを取ったのがエモい」とか言い出した。

なるほど、ただジャガM@Sでアイドルのネタ要素を断片的に知っているタイプではない、ちゃんと出てきたアイドルについて調べているタイプだと判断。これは押せば落ちる(確信)

降ってきたチャンスは逃さない

時は進んで2018年11月。シンデレラガールズの6thライブの直前の頃。

初日の僕のチケットの連番相手が急用が入ってしまい参加できなくなってしまった。皆さん知っての通り6thライブのチケットはかなり余裕があり、知人周りの行きたい人にはきっちり行き渡っている状況だった。

このとき僕の中には誘う先の候補に2人居た。1人は後輩、1人は僕の同期でTAKU INOUE推しのアイマスというよりは音楽寄りのファン。後者は世界観重視のアイマスライブだとちょっと合わないかもしれないなと思い後輩を誘うことに。

なお、1年後の7th名古屋でこの同期に「ダンス曲コンセプトだから行ってみ?」って押した結果、初めての現地参戦をして「もりくぼがそこにいて、そんなに思い入れがない俺でも気がついたら応援してた」という遺言を残したのはまた別の話。

プロデュース開始

さて、こうして後輩はライブへ行き、無事アイマスの世界に飛び込んだ。

僕はほとんど何も知らない後輩に道標をある程度示す立場になったわけだ。

もちろん飛び込んだので勝手に後輩が色々吸収していくのもわかってたが、自分より後にアイマスにハマった人が始めてだったのでちょっと先輩風吹かせて楽しいアイマスライフの助けになればと思ってちょっかいを出した。

ここで僕の中で後輩が僕らと同じようにアイマスを好きになり、一緒に楽しんでいけるようになるにはどうするのがいいのか?ということを考えた結果、いくつか後輩と接する上での方針を決めた。

1つ目は「初見を大切に」

これはどんなことにも言えるんだが、ネタバレほど興ざめなことはない。未知と遭遇するからこそ感情は揺さぶられて印象に残る。

持ってる知識はどうしても教えてしまいたくなってしまうのが趣味人にありがちな話だが、それは何も知らない後輩には他でもないネタバレだ。

なので過去の出来事も含め、後輩への情報開示にはかなり配慮した。アニメの内容なんて何も教えなかったし、ライブ映像も前提知識があったほうが良いものは丁寧にその前提知識から順を追うようにした。

例えば、シンデレラガールズの4thライブのSSADay2はアニメの総集編で締めつつソロ2周目披露で未来へ進んでいくという構成だったが、アニメ未履修の状態で見せては損だろうという判断で後回しにした。

2つ目は「今を大切に」

新しく沼に落ちたということは、その時からその人の沼の中での歴史がスタートする。たとえ過去にその沼で何があろうとも基本的にスタートを切ったばかりの人には不要な情報だ。

温故知新という言葉があるが、そもそもベースがなければ始まらない。なので、とにかく「今」を楽しんでもらい、これからくる未来へのスパイスとして「過去」のことを伝えるという方針にした。

具体的に言ってしまえば、現行のアイマスコンテンツはシンデレラガールズ/ミリオンライブ/シャイニーカラーズ/SideMの4軸であり、765ASのコンシューマの話やDSの話はハマってすぐに知ったところでその知識が体験と紐づく瞬間が訪れるのがかなり先になるだろうと考えて後回しにした。

歴史の追体験と新しい発見

こうして後輩のアイマスP育成計画がスタートした。

基本的には「〇〇ってどういうことっすか?」という後輩からの質問について教えてあげるという形だったのだが、これが思わぬ効果を僕に及ぼした。

僕が副業にしているプログラミングの世界には「テディベア効果」というものがある。これは思考が絡まったり、複雑になってしまったときに何かに対して話してアウトプットすることで整理されることがあるというものだ。

この効果が後輩に対してアイマスのことを話しているとしょっちゅう発生した。

今まで「エモい」という1単語で同じ体験をしている人同士ならわかりあえてしまっていた感情をちゃんと言葉にして表現し直すことをすることで、自分の感じていたモノを言語化して認識し直すことが出来た。

それこそ最初は「イベントどうやって走るのか」みたいな話から、「財前時子と天空橋朋花はぜんぜん違う」という個人の価値観に頼る話まで、できる限り話した。

ちなみに「中村繪里子さんってニコ生だといつもこうなんすか?」には即答で「いつもこうだよ」と答えた。

天性の素質と最高のライバル

上の章で書いたかが後輩はとても好奇心と知識欲が旺盛だ。後輩が入った当時で既に13年の積み重ねがあるアイマスは彼に取って膨大な書物が収められた本棚みたいなモノだったろう。

そしてアイマスの膨大な歴史には必ず人の感情がそばにある。

ASの7thライブが「横アリ症候群」と呼ばれていたり、ミリオンの4th武道館がミリPにとってどれだけの救いだったか、5thで揃った灼熱少女の意味、シンデレラ3rdでの佐藤亜美菜さんの涙のin factから始まったライブでのin factの歴史など言い出したらキリがない。

その感情を汲み取り、共感する能力が恐ろしく高いのがこの後輩だった。

どれくらい高いかというとライブで知り合いのソロ曲が披露されるとその人のことを思い出して自分が泣き出してしまうというくらいだ。

そんな後輩のことを僕はアイマス関係ないガンダムの話ではあるが「サイコフレームみたいな奴だな」と呼んでいた。

感受性と共感性が非常に高い後輩がこうしてアイマスにハマり、多くの人の感情に触れて深みに進んでいくときに大切だったのは近くのPの存在だ。

もちろん僕も割と近い位置でこうしていろいろ教えていたのだが、もっと近い位置にいたのが冒頭の登場人物で紹介した後輩の同期だ。

この後輩の同期は冷静さと情熱を併せ持っていて、情熱を根底に冷静な理屈でことを進めるタイプだ。例えば、担当関連のイベントが起きれば情熱側のスイッチが入りほぼ無条件で行動を起こすが、その行動の合理性は冷静側できっちり管理されていることが多い。

そんな彼の姿はある意味で後輩にとって「担当を持ったPとはどういうものかという見本の姿」になって居たのだろう。勝手に追いつくべき姿と捉えていたのかやたらいい意味でライバル視していた。

後輩がミリシタ周年イベントを走ろうと覚悟した決め手が「アイツ(後輩の同期)も走ってたから」だったからのは流石に笑ってしまったし、勝手にここまでライバル視されてる後輩の同期がちょっと気の毒になった。

でもこの話の前にライブ後の博多の居酒屋で「ちゃきさんがSSA出るなら野々原茜Pって胸張って言える状態でSSAに行きたい」って言ってたので、最初から覚悟は出来てて踏み出す最後の後押しがほしかっただけなんじゃないかと僕は思った。

切磋琢磨とこれからの未来

今更だがバラしてしまうが、この後輩の1年のPとしての歩みは以下のnoteにまとまっている。

note.com

そして、このnoteの投稿者名で察した人が居るかも知れないが、このアドベントカレンダーの明日の投稿者が後輩である。

この後輩に色々吹き込んで気がついたら立派なPになっていた。

アイドルの成長を促し、そして成長した姿を見て親のように喜ぶのがプロデュース活動なのだとしたら、この活動は紛れもなくプロデュース活動だったし、ある意味で後輩はアイドルマスターが大好きなアイドルという形で僕らの前で輝いてみせた。

そして、この1年間アイマス漬けになり、周りにはたくさんの先輩Pたちがいて、これまでにその豊かな感受性で受け止めてきたモノがこれからどんどんどんどん新しい展開のたびに刺さってきて感情を揺り動かされると思うと見ているこっちも楽しみになってくる。

言い方は変だが、後輩の知識欲は想定の遥か先を行っていたので、既に知識のアドバンテージは僕にはない。つまりこれから出てくる展開を同じ知識レベルで受け止められる。感情を共有できる。それが僕はとても嬉しい。

おわりに

自分の好きなものを誰かに布教して好きになっていってくれる姿を見るというのは基本的にwin-winでめちゃくちゃ楽しい。

だけど、無理やり自分の興味を押し付けたりしても芽は育たない。布教ってのは相手の興味との駆け引きで、相手の興味を引き出すように伝えていくことこそが重要だ。

そして、後輩にはこのセリフを引用して結びとさせてもらう。

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FlipFlopのオリジナルバージョンは高森藍子と日野茜のデュエット曲だという話

みなさんはシンデレラガールズの「FlipFlop」という楽曲を知っているだろうか。

作詞作曲編曲はミトさん。今曲の他にニャンとスペクタクルやハピガといった明るくポップな曲を書くコンポーザーだ。

そのミトさんのシンデレラガールズ初提供曲となったこのFlipFlopは跳ねるような心地よいリズムと緩やかに風に漂うようなリズムが織り交ぜられた楽曲だ。

きっとこの記事を読む方々はシンデレラガールズについてある程度知っていると思うので、デレステに実装されていることも知っているだろう。

では、みなさんに「この楽曲は誰の楽曲か?」という質問をしたときにどう答えるだろうか?

先週名古屋でライブを見た人は上条春菜と荒木比奈の曲だと思うかもしれない。For SS3A rearrange Mixという全く別のアレンジ曲の原曲としてこの曲は採用されているからだ。

デレステをプレイしている人は高森藍子日野茜及川雫道明寺歌鈴脇山珠美の5人の曲だと思うかもしれない。ゲームで馴染み深いのはこのバージョンだからだ。

だが、この2つはどちらも最初にこの世に出た、いわゆるオリジナル版のFlipFlopではない。

では、オリジナル版とはなんなのか?ということで以下の試聴動画を見てもらいたい。


「アイドルマスター シンデレラガールズ」Blu-ray&DVD第9巻完全生産限定版特典ボーカルCD「346Pro IDOL selection vol.5」試聴動画

高森藍子日野茜のデュエット版こそがオリジナル版なのである。

この楽曲の特徴である跳ねるようなリズムは日野茜の元気さを、間に挟まる緩やかなリズムは高森藍子のふんわりさを元々表現していたのだ。

歌詞にも「進め!もっとスピード上げて、誰も追いつけないくらいに」や「ふわふわと舞う綿帽子、そっと私のティアラになった」のように彼女たちの特徴を捉えた内容になっている。

まさに「彼女たちを軸に据えて生まれた曲」なのだ。

だが、これだけ彼女たちの寄り添った楽曲でありながら、オリジナル版の知名度は低い。

なぜなら、音源がアニメ版シンデレラガールズのブルーレイ特典だからだ。

そして、オリジナルメンバーでは1度もライブで披露されていない。そのような状況では知名度が低いのも無理はない。

だからこそ、ここで「オリジナル版は2人であり、2人でのこの曲がFlipFlopの原点である」と大声で言いたい。

そして願わくば、デレステにオリジナル版の実装を希望する声を届けたり、オリジナル版の音源配信を希望する声を運営に届けるのを手伝って欲しい。

今のままではオリジナル版が1番影に隠れたままになってしまう。そんなことになるのは1人の高森藍子Pとして悲しすぎる。

シンデレラガールズ7thライブ名古屋公演に行ってきました

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名古屋から帰ってきたらau光の接続障害でインターネットが絶たれてすっげー不便な生活になってるけど、ライブの感想だけは早く書きたかったので予備回線使って書いてるよ。

ということで、東名阪ライブツアーの2公演目、名古屋公演に今回も3泊4日で行ってきました。

なんといっても名古屋公演はツアーで唯一高森藍子さんが出演する公演で、去年もこのナゴヤドームで最高のステージを見せてもらっただけにかなり期待して行ってきました。

それでは以下、まずは公演の感想を。

公演の感想編

テーマソング「ミラーボール・ラブ」と怒涛のダンス曲ラッシュ

今回のテーマ曲「ミラーボール・ラブ」、シンデレラでダンスミュージックといえばこの人、TAKU INOUE氏によるダンスナンバー。

フロアをじっくり弱火から温めていくようにじわじわとアガってくるこの曲は、スタートの曲として見事な役割を果たしてた。

はだけさせた衣装と相まってセクシーさも併せ持っていて確実に興奮の火種に着火していた。

そして2曲目のTulipへ

今回はなんとセクシーギルティの3人が参加、この3人が参加したことでユニット名に違わぬセクシーさを披露。

特に雫の声が随所にセクシーさを醸し出していて、まさかラストの「なんてね」までやるとは思わなかったし、少しからかうような「なんてね」の表現が素晴らしくて思わず唸った。

そこから最初のサプライズ、remix曲のゾーンへ

SS3A以来の登場でビックリ。最初のミツボシを聞いたときに「えっ、そっちやるの!?」って思わず口に出してしまうほどだった。

この時点でこの公演がダンスというコンセプトに全振りしているのはなんとなく感じ取れた。

歌とダンス特化の共演、Nothing but You

「ダンス公演なんだからメンバー全然揃ってないけどNothing but Youやってほしいなぁ。肇ちゃんとかサイバー系衣装あったんだし。」

なんてことを公演前に言ってたら本当に来てしまった。

ダンス特化でキレキレの動きを見せてくれる松井さんと小市さん、歌声で主張してくる洲崎さん鈴木さん原田さんとそれぞれの強みが遺憾なく発揮されたかっこいいNbYだった。

初舞台と初披露、夢をのぞいたら

こずえちゃんとナターリアの初舞台、そして総選挙曲の初披露。

とにかく歌詞がよかった。うろ覚えなんだけど「何か一つでも欠けてたら今ここにいなかった」みたいなことを言ってた気がする。

こういう、今までの軌跡を思い返させるような歌詞の曲を初登場の子に歌わせるなんて運営はこの子たちのPを殲滅する気なのか?という感じだった。

総選挙曲、担当アイドルに歌わせたいよね。

フラッシュバックと上書き、さよならアンドロメダ

初日にこの曲が流れたとき、実は僕、泣いてた。しかも最初だけ。

曲が始まって、天井に星空が描き出された途端に去年の名古屋でこの曲のセンターに藍子さんがいたことを思い出してしまって、その時の情景とパフォーマンスが脳内に一気にフラッシュバックしてきてしまって泣いてた。

でも、もうこの日歌ってるのは藍子さんではない、芯が太く力強さとともにどこか寂しげな歌声をしていたなつきちによって今の瞬間に意識が戻ってきて上書きされていった。

今年はセンターステージで、ステージ四隅の柱には歌詞が紡ぎ出されていた。去年よりはちゃんと演出も見れたと思う。天井に映し出された星座も確認できた。

フロア熱狂のサウンドと関係性を想起させる心揺さぶるパフォーマンス、バベル

ライブ専用のイントロから始まり、1音目から独特の治安の悪そうな音を聴いてバベルであることを確信。

かなりの数のダンサーによる激しいパフォーマンス、コツコツと聞こえる歩く音、そして始まる楽曲、期待度を最大限まで高めて入る演出は最高だった。

少し妖艶さをまとった藍原さんの歌声とやや強く刺してくるような青木さんの歌声が絡み合って織りなす曲はひたすらに体のバイブスを高めてきて気がつけばずっと小スクワットをするようにタテにノッていた。

そして唐突に手を握り合い、背中合わせの歌、最後には見つめ合っての歌とこの二人の関係性を考えさせてくるようなパフォーマンスに痺れた。

しきあす、どうなんだろうね。先天的に持っているものがある一ノ瀬志希と、持ってないことをわかっている二宮飛鳥、どうなんだろうね。

名古屋の新曲枠、Secret Day Break

勘のいいPがパンフレットで美波・奏が並んでることに着目して新曲枠はこの二人では?ということを言ってたがまさかそのとおりになるとは。

個人的にはこの二人でPrettyLiarをやるんじゃないかと思ってたけどきっちり新曲が出てきたね。

がっつり主線2本のハモリ曲、音響の関係でなかなか聞き取りにくかったけどたぶん女神っぽい歌詞だった。

近日イベント開催とのことなので楽しみ。あと職場の美波Pにこのこと報告したら頭抱えてた。

眩しいこの世界はここにあった、Needle Light

サイバーグラスの曲が満を持して初披露。モニターにはグラス型の演出も入り、青と緑のレーザー飛び交うカッコいい演出。

自分の好きを貫き通したいけどそれが怖くて踏み出せない、でも勇気を出して前に踏み出していくこの曲はまさにメガネとオタク、一芸特化の彼女たちの生きて来た道にぴったりの曲だったと思う。

そして大サビの「眩しいこの世界で」の瞬間に一斉に炊かれたUO

落ちサビUO否定派の僕でもこの瞬間だけは一気に光量が上がって眩しくなるのは演出として良いなって思った。

元気をくれる、Neo Beautiful Pain

これは神谷奈緒が、というより演者の松井恵理子さんの話になってしまうんだが、松井さんが僕と同い年でいつもステージの上で全身全霊を込めて神谷奈緒というアイドルを表現して躍動しているのを見ると、同世代がこれだけ輝いてるんだからこっちも頑張らないとなって気持ちにが湧いてきて励まされる。

今回の大サビのハイキックは横から見てたけど完璧で、去年の炎の華の蹴りを思い出すくらいかっこよかった。

やってくれなきゃキレるところだった、Can't Stop

初日にダンシングナイトをやってしまったから2日目は流石にやらないかなぁとちょっとがっかりしてたところに最初の演者挨拶で和氣さんが「止まらないから!」なんて言い出したから「えっ、今日やる?やってくれるの!?」って思ったらホントにやってくれた!

ダンステーマでこの曲やらなかったら流石にそれはどうなのよって思うところだったけど最高にブチ上がれた。

これもやらなきゃキレてた、Hotel Moonside

シンデレラのダンスナンバーといえばこれでしょ。今回やらずにいつやるの?ってレベル。

3rd、4th、5thと見てきて今回はフレちゃんとのデュエット。心なしかこの曲のときだけ演者のマイクの音量を下げて曲の音量が上がっていた気がする。

EDMがひたすら耳に響いてきてどんどんテンションが上っていくまさにフロア熱狂という感じだった。

虹色橋を名古屋に掛けた、2ndSide

実は2ndSideを現地で聴いたの初めてだった。

このときはただただ虹色橋に参加できることが嬉しかったのと、藍子さんが歌っていることを確認していた。

2番の「虹色橋を架けるから」の瞬間にドーム中が一斉に虹色のサイリウムで覆われた瞬間のどよめきは忘れられない。

アイドルの輝きと思いにPたちが答えて思いが繋がる瞬間が最高に好きだ。

森久保乃々はそこにいた、もりのくにから

僕、森久保好きなんだ。

奈緒と森久保でCoのアイドル誰が1番好きか脳内論争を3年以上繰り広げているくらいには好き。

今回、森久保は初めてソロ曲を披露した。

たくさん聴いてたわけじゃない。だって聞くたびに歌詞を噛み締めてしまうから。

千葉のほたるのときもそうだったんだけど、意図的にソロ曲を聴き込んでなかった。

ただ決めていたのは「この曲のときは歌詞を噛み締めて彼女の歌を聞く」ということ。

この曲のタイトルは「もりのくにから」

もりのくにってどこだろう、きっと彼女が書いた絵本の世界だろうか。

そんな世界から”あなた”に向けた手紙。"あなた"はたぶんPのことだろう。

手紙の内容はアイドルとして歩み始めてからの軌跡を想起させるモノ。

引っ込み思案で臆病なもりくぼをアイドルとして輝かせようとした思い出。

歌詞の中に「私がいなくなって、あなたはどうでしょうか?何も変わってないといい、のかな」というのがある。

「のかな」が聴いてて響いてくる。だっていつだって引っ込み思案で自分なんかと言っていたもりくぼが自分の存在が"あなた"の世界に影響を与えていたことを期待してるからこそ「のかな」という疑問形がでてきたはずだ。

失ったときに初めて気がついた"あなた"の存在の大切さに感謝を込めたこの歌とどこか照れ隠しにしている「あなたがいてほしい」というメッセージが僕らの胸に刺さってくる。

そのメッセージが高橋花林さんという最高の表現者によって一挙手一投足すべてが森久保乃々として伝わってきた。

僕らはいろいろな形で偶像だけど確かにそこにいた彼女を支えてきた。そのことに対してこの歌で答えを返してくれたということが響いてくる。報われた。

でも、もりくぼ、今どこにいるの?

少なくともこの曲の中ではいつもいた机の下でも僕の隣でもない。

僕の人生とリンクする、Dear my Dreamers

2日目のソロのトップバッター。

ホームベース付近に作られたステージでの披露。

ホームベースというのは野球で最も守らないといけない聖域。

そしてステージもアイドルが輝く聖域。

この2つが重なった場所で野球アイドル姫川友紀、そして野球声優杜野まこさんが輝いている。

そしてホームベース付近というのはバッターの立つ真剣勝負の場所でもある。

そんな場所で間奏のセリフをすべてカットして全身全霊のダンスパフォーマンスで魅せてくれたのは間違いなく杜野さんの真剣勝負だった。

僕は3年間野球部だった時期がある。それもキャッチャーをやっていた時期もあった。

さらに、僕のいた野球部は特殊で部員4人でスタートする新設野球部だった。

最初はグラウンドに土を盛ってピッチャーマウンドを作り、ホームベースも埋めた。日夜スパイクで走ってグラウンドの土を柔らかくしたりもした。

新入生が入ってついに試合ができるようになったときの嬉しさも、初めて試合用のユニフォームをもらったときの実感も、初めて試合に出たときの緊張も、試合で初めてヒットを打ったときの高揚感も、公式戦初勝利をしたときの嬉しさも、かつての友人たちがいるチームと対峙したときの闘争心も、最後の試合が終わった瞬間の喪失感も、全部鮮明に覚えてる。

何度もグラウンドで泣いたし、笑った。その思い出がこの曲を聴いてると一気に脳裏にフラッシュバックしてきてしまい涙が止まらなくなった。

そして間奏終わり組まれる円陣。試合前の円陣声出しをよくやっていたのでよくわかる。円陣の掛け声でチームの思いが束ねられて1つになる。 この円陣でシンデレラガールズというチームが1つになった。最高のチームになったんだ。

「勝利とは背負うこと、期待と思いを」という歌詞もひしひしと噛み締めた。 試合に出るときその裏には試合に出れない何人ものチームメイトがいる。 そのチームメイトの期待も思いも背負って僕らはグラウンドに立っていた。

「幾度となく見た夕焼け空」だって覚えてる。練習後に何百、何千回と見た空。あれは間違いなく僕の青春の1ページだった。

ありとあらゆる歌詞が僕の人生経験とリンクして、全力で応援したいという気持ちで声を張り上げながらも涙が止まらないという不思議な体験をした。

念願の初披露、スパイスパラダイス

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今年の1月、初めてデレステで担当が上位報酬になったイベントがスパイスパラダイスだった。

最初は日清カレーメシとのタイアップ曲。それがデレステ用にアレンジされての登場。

デレステをプレイして3年。初めての担当上位がとにかく嬉しかった。

それと同時に僕にとってこれは試練だと思ってた。

僕は高森藍子のことを担当アイドルと言って3年、モバマス最初期からのPに比べると4年ほど後発で彼女の魅力と出会った人間だ。

後発であることの負い目があった。どんなに調べて彼女のこれまでの軌跡のことを知っても、絶対的な体験時間の差はどうあがいても埋まらない。 昔からの人たちに比べて僕はまだ「高森藍子担当Pです」と胸を張って言えるだけの自信がなかった。

だから、このイベントは僕にとって自分が高森藍子Pであることを自分自身へ問うためのイベントでもあった。

やれるだけのことはやる。仕事の合間を縫って2端末を交互に充電しながらひたすらイベントを走る。睡眠だって削る、石だって割る、生活リズムを全てイベントに合わせる。それだけのことをやった。走りきったときに満足感があった。自信がついた。

その思い出の曲の初披露だった。会場全体がUOでオレンジに包まれる中、僕は黄緑色のサイリウムも3本持って振っていた。

あいにく座席の都合でねこさんの姿はモニターでしか見れなかったがそれでも歌声とダイナミックで大きく動くダンスは全身で感じた。

見ているときになんだかよくわからない感情に包まれてしまってコールが満足にできなくなってた。あの感覚はなんだったのか今でもよくわからない。泣いてはいなかったと思う。

この曲、出自がタイアップ曲ということでちょっと解釈が難しいところがある。具体的に言ってしまうと、スパイスの名前の必要性が僕にはまだ理解できていない。

P.C.SのPaletteやトライアドのTrinityFieldと彼女たちのユニットのあり方を表現してきた曲があるなか、そこに肩を並べていたはずのポジパの曲がタイアップからの編曲でカレーから離れられない内容で、イベントコミュは劇中劇でユニットの掘り下げは少ない、CD表題曲にもなれず、2DリッチMVもない。はっきり言って不遇で納得できていない。

それでも、歌う彼女たちは何も悪くないし、この曲を精一杯表現しようとしているのだからその気持ちには答えたいという思いが突き動かしてたのだけは確かだ。

無重力シャトル

やっぱこの歌好きなんだよな。

この曲でも藍子さんが歌って踊っていた。さらに言えば2日目はとにかくカメラに抜いてもらっていた。

楽しそうな笑顔で大きく動くダンス、揺れるポニーテール、そのとき僕は金子有希さんを見ていたはずなのに高森藍子さんの姿を幻視した。

EZ DO DANCE

いや、まじで全然聞き覚えがなくて最初「なんだこれ?」ってなったしDJ KOOと言われても「誰だこの派手なおっさん?」ってなったんだよ。

終わったあとに同行者と「小室哲哉わかるよね?」「わかる」「安室奈美恵とかもわかるよね?」「わかる」「じゃあなんで知らんの!?僕らの世代がSMAP夜空ノムコウとか知ってるレベルで有名だよ!?」と散々煽られた。

音楽番組にそんなに馴染みがなかったから聞かなかったのか、よくわからんが知らんかった。

それでも曲はぶち上がったのでとりあえず合わせてノッてた。

2日目のDJコーナーでのTRFメドレーについては逆に全部聞き覚えがあって、そのことを話したら「なら余計になんでEZ DO DANCEだけ知らないの!?」ってまた煽られた。

このときだけは完全にアイマスの文脈と隔絶されて、ただのパリピとしてライブの空気を楽しんでいた。

TRUE COLORS

この曲、やっぱりダメだ。泣いちゃう。

シンデレラガールズの個性の豊富さを虹の色に見立てた曲。

「あなただけの色と私らしい色で虹の橋を架けよう」という歌詞はまさにアイドルマスターにおいてのプロデュースという概念を歌っていると思う。

プロデュースってのは二人三脚なんだ。Pだけが一方的に押し付けても輝かないし、アイドルだけでは気づけない輝きもPがいれば見つけられる。

そういうものだと思ってるから、Pというロールを演じる僕らの存在は肯定される。 そして肯定されるとき、僕らがこの作品に費やしている時間、お金、思い、の全てが意味を持つ。

居てよかった、居ないといけなかった、やってきたことは正しかった、だから彼女たちは今目の前で輝いている。

「同じ時代に生まれた奇跡」

「私の大好きなあなたと一緒に虹の橋を渡ろう」

ここまで全肯定されることある?ここまで言われてこれからも彼女たちを支えていこうって気持ちにならない人いる?

アイドルと僕らの関係とこれからの未来への一歩を歌ったこの歌が本当に好きだ。

まとめ

Danceというコンセプトに全振りしたライブだった。

全体的にこれまでのアイマスライブにあったパフォーマンスを通じてアイドルたちの成長と軌跡を感じ取って感動するというよりはただただ楽曲の強さでノッて楽しむというタイプのライブだったと思う。

僕はお祭り好き、言い換えればパリピの性質も持っているのでそっちの方向についてはとても満足できた。150点くらいあると思う。

だからこそ、ソロ曲ができないアイドルが出てしまったのも仕方ないだろうし、その批判を覚悟の上でコンセプトを貫ききったスタッフ陣は良かったと思う。

それでも流石に「もりのくにから」だけはやらないと暴動が起きるのをわかっていたのだろうか、ダンス中心のセットリストにねじ込んできた感じがあったが、花林さんのパフォーマンスがその浮いてしまっていた存在を1つ突き抜けた存在に昇華してくれたと思う。

今回ので「犠牲が出てもコンセプトを貫く」という制作陣の思いはわかったので大阪のロックも楽しみだ。

ライブ関連写真

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高森藍子役の金子さんのメッセージボード

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姫川友紀役の杜野さんのメッセージボード

千葉と同じく名古屋では中日ドラゴンズのスローガンを書いてくれていて、本当に野球好きとして、姫川友紀のパートナーとして信頼できる。

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参加した金子さん宛フラスタ。今回も200人超えとたくさんのPが藍子さんと金子さんを応援しているんだなとしみじみ。

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藍子関連フラスタたち。

今回多かった気がする。藍子単独だけじゃなくてビビッドカラーエイジやアインフェリアと行ったユニットに、金子さんとの事務所繋がりかと思いきやライブ直前にナチュラルハーモニーとしてユニット化された智絵里とのフラスタも。

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ライブ会場で毎回撮ってるAR撮影。前日物販に行くと人が少ないのでとても快適に撮影できた。

食い物編

遠征ということでいつもの。

Day0 昼

あんかけスパの店「ヨコイ」のミラカン1.2倍盛り

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Day0 夜

マグロセンター栄伏見店

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スプーンでマグロを削り取って食べるという体験が最高だった

Day1 昼

コメダ珈琲。東京にもあるけど名古屋での店に行くという実績解除のために行った。

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Day2 昼

名古屋駅の廣寿司。ナターリアデビューおめでとう祝い。

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Day2 夜

トークが盛り上がっちゃって全然写真がないんだけど、こちらの店に行ってた。

実は去年もこの店に行っていて、このツイートをした店員さんとも名刺交換していたので今年も行かせてもらった。

名古屋メシをだいたい制覇できて名古屋駅すぐ近くなのでとてもいい店だった。

Day3 昼

名古屋駅竹葉亭 ひつまぶし

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東京に本店がある店らしいけど名古屋式の焼き方をしたひつまぶしもあったのでせっかくだからと入店。

4000円クラスの鰻を自腹切ったの初めてかもしれない。

名古屋式の焼き方は蒸さないらしく、パリッとした焼き上がりが特徴らしい。

そのまま食べると香ばしさが口の中を包み美味しい。

出汁を掛けて茶漬け風にすると、出汁の優しさとパリッとした食感がマッチしてこれも美味しかった。

7thライブ名古屋公演と高森藍子

概要

名古屋公演は楽しかった。それは間違いない。感想記事でも書いたたがパリピとしての満足度は150点だ。

でもそれとは別にあるアイマスPとしての感情だとこのライブの満足度は低い。そのもやもやした気持ちをここに吐き出しておきたい。

周年ライブは1年に1度の発表会である

シンデレラガールズのライブはほぼ1年に1回だ。ツアーになることもあるが歌う楽曲は大きく変わらない。

この周年ライブと呼ばれるライブは僕にとっては1年間、担当アイドルにあった展開の集大成の発表会だと思っている。

新しく発表された楽曲の披露はもちろん、前回見たときからの変化や今回きりの思いを見て受け止めることを期待している。

今回で言えばダンスというテーマに対してアクティブではあるがダンスというイメージのない高森藍子が自分の楽曲を通じて何を見せてくれるのか?というところにめちゃくちゃ期待していた。

だからこそ、僕はソロ曲の披露はお散歩カメラよりもステップと振り付けの多い青空リレーションだと確信していたし、披露されたときに最高の景色を演者に見せられるように5thツアーのときの色変えの話を事前に広めようとしていた。

見れたものと期待値の乖離

今回藍子は以下の曲を歌った

  • ミラーボール・ラブ

  • Flip Flop -For SS3A Rearrange MIX-

  • 2ndSide

  • スパイスパラダイス

  • 無重力シャトル

  • Yes!Party time!!

  • Stage Bye Stage

  • TRUE COLORS

  • お願いシンデレラ

全部で9曲。そのうちほぼ全員参加の曲が4曲、10人前後で歌った曲が3曲、ユニット曲と言えるのはスパイスパラダイスのみだった。

確かにたくさん歌った、ねこさんは全力だった。いい顔をしていた。それは間違いなく最高だった。

だけど、今回、高森藍子のステージとして主役に立ったのはスパイスパラダイスしかなかった。

全体曲はもちろん、FlipFlopもSS3Aリミックスという似て非なる曲になってしまっている時点で、この曲は藍子と茜の曲ではなくてサイバーグラスの曲になってしまっている。原曲リスペクトという意味での選出はありがたいと思うし、むしろ居なかったら「なんで?」って思ってただろう。

でも聞きたいのは高森藍子が歌ったFlipFlopだったんだ。

打ち上げでサイバーグラスのPから「やっぱ二人で歌ってるの見たいよなぁ」って言われたときは「わかるわ」という気持ちと「そんなことより先に原曲版を茜と藍子の二人で早く披露してくれ」という気持ちが混ざりあって複雑な顔をしてしまった。

もちろん、ライブだからこそいろいろな曲に挑戦して見たことない可能性を見せてくれるのも良い。去年のさよならアンドロメダなんてのは好例だ。

それとは別の期待として彼女がこれまで歌ってきた歌の今の姿を見たかっただんだ。

ライブは生き物で同じライブは2度存在しない。だから2019年の7thライブという記憶にソロ曲なしは正直かなり期待を外されたし、これだけで今回のライブの高森藍子Pとしての満足度は70点くらいまで下がる。

Snow*Loveだってほぼオリジナルのメンバーが揃ってた。でもやらなかった。

ダンスの激しい曲なら絶対特権主張しますっ!だってあった。勇ましい曲なら生存本能ヴァルキュリアだってあった。でもどれもこれも今回は見れなかった。

スパイスパラダイスのメンバー選出はポジパ+凛卯月という構成のはずが、かなりの人にはニュージェネ+藍子に見えたと思う。そうじゃない。あの曲はポジパの曲なんだ。あれなら未央と2人で歌うほうが良かったとさえ思える。

結局お前は何が見たかったの?

僕はアイマスPのお気持ちの8割位はどんな理論付けしてても結局は「俺の担当の出番や見せ場がすくねぇ」に集約されると思ってる。

それが今回見事にブーメランとして自分に返ってきたという感じだろう。

やっぱり僕は周年ライブ唯一の参加公演だったので「今年の高森藍子の集大成をステージの中心に立って見たかった」ということなんだと思う。

今回演者が33人。シンデレラは毎年新規ボイスが増えているのでこれからも演者の数は増えていくだろう。ライブの回数が増えて出番が増えていくというのが理想だが、現実的にそうはならないと思うのできっと今回のようなことは今後も増えてくると思う。

だからこそ今回の「今まで当たり前のようにあったソロ曲という全観客の視線を受ける最高の見せ場がなくなった」ということの経験はよく覚えておかないと今後もまた同じがっかり感を味わうことになってしまうだろう。

野球の試合も自分の贔屓の球団の試合だとそっちの応援に熱が入って結果に一喜一憂するほど熱狂する。だけどそうでなければ純粋に野球という競技を楽しむ。

アイマスライブも一緒で担当がいれば担当の活躍に期待し、願う。居なければ新しい発見などを求めてライブそのものを楽しむ。

きっとそういうことなんだと思うし、この経験をしてわかったことは「やっぱり僕は190人いるシンデレラガールズの中でも高森藍子が1番好きだし、1番輝いているところを見たいし、そうなってほしいと願い応援しているんだ」ってことだった。