行ってきましたメットライフドーム。
10th以来のドーム公演、単独では初のドーム公演でした。
僕は10thが終わったちょっとあとのシンデレラ3rdからライブに行くようになったので10thライブの映像を見たときは「なんでもっと早くアイマスにハマらなかったんだ」と後悔したものです。
まさしくボールパークだったオープニングアクト
今回のテーマは「遊園地」
会場のセットはバックスクリーン前にメインステージ、バックネット前にサブステージ、そしてその調度中間にセンターステージ、それぞれを真っ直ぐ繋ぐ花道の構成でした。
そしてメインステージから客席を沿うようにぐるっと1周の豪華な馬車でした。
初日はスタンドA45、2日目はアリーナC12で見ることができました。
遊園地というと限りなく東京な千葉にある夢の国を思い浮かべるんですが、ここはメットライフドーム。野球場です。
そんな場所で先陣を切るのはもちろん野球大好きアイドル・姫川友紀でした。
去年の野球コラボから西武ライオンズの熱狂的ファンとなり、演じる城ヶ崎美嘉は埼玉県出身ともう1人の「メットライフドームでの適任」とも言える佳村はるかさんのナレーションで始まる始球式。
打席には西武ライオンズのマスコット「ライナ」、野球好きアイマスPとしては精神の高揚を抑えきれない最高のオープニングアクトでした。
季節+時間帯で分けられたセットリスト
今回のテーマ「遊園地」に加え、4公演それぞれに春夏秋冬を割り当てる構成になってます。
また、1ブロックごとに遊園地で遊んでいる時間帯が割り当てられており、開演直後、昼、夕方、夜の4ブロック構成でした。
共通で1曲目に演じられたイリュージョニスタは綺羅びやかなお出迎えにぴったり、そして1ブロック目の終わりに今回のテーマ曲であろうStarry-Go-Roundが入り遊園地の雰囲気を作り上げてくれました。
2ブロック目ではテンション全開で遊園地を遊び倒す元気で盛り上がる曲を中心としたブロックでした。
春のDay1は凸凹スピードスター・Jet to the Future ・Twin☆くるっ★テール・Virgin Loveという属性別デュエット繋ぎという方向性が統一されてた流れから締めにWonder goes on!!で綺麗にまとまってました。
それに対して夏のDay2、UOバキバキで盛り上がれ!という意思がガンガン伝わってくるセトリで寒いメットライフドームを常夏の熱量にブチアゲてました。
ブチアゲ系が多かった2ブロック目に対し、閉園時間の近づきを感じさせる夕方のような3ブロック目は静かな曲中心で構成されてました。
そして日が落ち、その日を締めくくる某所で言うならパレードと花火のような最終ブロック、期待が寄せられていたであろう曲の数々を惜しみなく投入して来ました。
個人的感想
2度目の個別衣装
4thライブSSA公演以来の個別衣装、4th出演者は基本は一緒でしたが細部に変更が入っているようでした。
僕にとって4thSSAは人生初のアイマス現地ライブで、最初に衣装を見た瞬間に声を上げてしまったほどの衝撃と感動をしたのを今でも覚えています。
今回の6thの開幕で全員が個別衣装を纏って並んだのを見たときに当時の光景を思い出してしまい目が潤んでしまいました。
大きな会場において個別衣装はキャラクターの識別しやすさと、遠目で見たときに「まさにそこにそのアイドルが居る」という光景を作り上げてくれるのでとても良かったです。
姫川友紀という球場に愛されたアイドル
球場という会場から彼女の活躍には期待が高まりましたが、予想の大きく上を行きグラウンドで躍動していました。
オープニングアクトの始球式に1曲目の気持ちいいよね一等賞、そしてDearMyDreamersと彼女と演じる杜野まこさんの野球愛が全て詰め込まれていたと思います。
何かにつけては野球の話題と解釈してしまうほど野球が好きな姫川友紀、幅広く野球を好みレポーターなどの仕事もこなす杜野さん、この2人が出会い、ドームの真ん中というステージであのパフォーマンスを披露し、その姿をこの目で見れたことは1野球ファン&アイマスPとして幸運だったと思います。
個人的な原点「Wonder goes on!!」
僕はシンデレラのアニメからアイマスにドハマリしたタイプなのですが、19話が好きすぎるんですよね。
前川みく、安部菜々、木村夏樹、多田李衣菜、その4人がそれぞれの信念を貫き選んだ道が重なり、奏でて、できあがったあの曲は少しだけ僕の中で特別なものになってます。
そして4thライブで全員揃って目の当たりにした姿、そして今回の2度目の勢揃い披露、再び見れた背中合わせでのエアギター、こうして何度も見ていくうちにまた別の意味での「特別な曲」になっていくんだなと思いました。
彼女の真意はどこにあるのだろうか?「PROUST EFFECT」
Day1でDearMyDreamersと並んで聴きたかった曲です。
トワレでは見せなかった力のこもったサビが好きなのですが、それさえも果たして本心なのかわからない一ノ瀬志希のミステリアスさ、「わからないこと」が本質である彼女を理解したいと思わせてくることこそが彼女の魅力なのではないかと最近思っています。
そんな彼女の「好きだよ」には見ていたかなりの人数が撃ち抜かれたと思いますが、その真意は果たしてなんなんでしょうね?
夜パートの先陣を切る「Dreaming of you」
連番者が思わず「うわっ、大人……」と言ったのをはっきり覚えています。
会場をシックな大人の時間に染め上げたこの1曲は川島瑞樹の大人の魅力を存分に披露してくれていました。
会場に真っ赤な華を咲かせた「炎の華」
遂に披露された向井拓海渾身のソロ曲でした。真っ赤に染め上がった会場で力強く歌い、踊り、カッコ良すぎる上段蹴りとキメッキメのヤンキー座りに全力疾走と全身全霊のパフォーマンスを見せつけてくれました。
その熱量にコールの声量も拳を振るパワーも上がっていき、この曲が要員で今の喉の枯れと筋肉痛が来ていると言っても過言ではないです。
その場で体を動かしたくなる盛り上がり「アンデッド・ダンスロック」
ライブ直前に登場したホカホカの新曲です。涼の力強い歌声と小梅のちょっとふわふわした声のハーモニーが癖になるロックナンバー。
小さな音での「アンデッド・ダンスロック」からのサビに抜けていくところがめちゃくちゃ好きでそこから一気に全身でリズムに乗りたくなる曲です。
ハイテンポと突き抜けるハイトーンが気持ちいい「美に入り彩を穿つ」
SS3Aに続いて披露された和ロックです。ハイテンポに体を委ね、思うがままにペンライトを振り、最後の「恋絵巻」で全身を鳥肌させる最高にノッてて気持ちいい曲です。
ライブ会場では体を委ねてしまうので記憶が吹っ飛びやすい曲ですが、歌詞に「花簪」や「一番星」と彼女たちのパーソナリティに関連する単語入っており強さがあります。
イベントコミュの里帰り話もいいぞ。
ヴィジュアルの暴力「Tulip」
顔面偏差値が高すぎる。
個別衣装がさらにそれを引き立て、花道を歩く姿はまさにパリコレのような美しさがありました。
U149はダンス猛者揃い「ドレミファクトリー♪」
2日目序盤で大型ライブ初披露となったU149・第3芸能課による新曲。
軽快で楽しいメロディに合わせた大きく激しいダンスでしたが、目の前に居た黒沢ともよさん・今井麻夏さん・小市眞琴さんはキレの良さ、振り付けの大きさ、そして楽しんでる表情と最高のパフォーマンスを見せてくれました。
SS3Aでのサマカニ!を見たときから小市さんのダンスの虜に僕はなってます。
遂にたどり着いたシンデレラ「メルヘンデビュー!」
もうなんというか、アイドル楽しい!って言ったり1度転んでも起き上がってセンターステージに猛ダッシュしたり、安部菜々というアイドルが背負ってきた人生をそのまま表現してました。
夢を追い続けることの尊さ「凸凹スピードスター」
1日目にも披露されてましたが、メルヘンデビューやってからの2日目はエモさがヤバかった。
もちろんコールを全力でやってると細部は全然覚えていないんですが、あの会場に立って2人があの人数のファンの前で曲を披露した事実がただただエモい。
時が立つに連れて重くなっていく背負ってきたモノ、後ろ指さされたことも多分たくさんあるだろう、それでも諦めないでたどり着いたのがあのステージだということが勇気をくれる。そんなステージでした。
圧倒的表現力で会場に舞台を作り上げた「わたぐも」
完全に舞台でした。そして最後の「みりあね、お姉ちゃんになったよ」で一気にアニメを思い出して涙腺が吹っ飛んだ。
看板を背負ってきた人たちの強さを感じた「Absolute NIne」
「えっ!?」
特殊イントロで曲を察し、周子のリウムを持って待ち構えてスポットライトが点いた瞬間に思わず声に出してしまいました。
そこにいるのはニュージェネの3人でした。アニメ26話のシン選組ガールズの劇中歌だったバージョンですが、そんなこと終演後に言われるまで気づかないくらいに違うものを感じました。
このメットライフドーム公演、これまでライブで揃えば最前線で引っ張ってきたニュージェネがそこまで出張ってないのはなんとなく感じてました。
それが意味することは他のアイドルの台頭なのだと個人的には思っており、今回のアブナイはその状況に対し「目指して超えるべき壁」を見せてくれた気がします。
アイドル間の切磋琢磨というシンデレラガールズが持つ一面をあの3人の力強いアブナイが表現してくれてました。
まさかの最終曲「Stage Bye Stage」
ぶっちゃけニュージェネ曲の枠だと思ってたので最後の曲で来たときに「ここでくるかーーーー」って思いました。
明るい曲調だけどちょっとだけ後ろ振り向いたような歌詞は改めて考えると遊園地から帰るときの感覚に近いものがあるかもしれません。
磨きがかかった照明演出
照明演出、5thSSAからどんどん良くなってると思うんです。
アンデッド・ダンスロックでジャック・オー・ランタンを映し出したり、なつっこ音頭で太鼓を叩いていたりだけでなく、in factで一斉に天に伸びる照明、you're stars shine on meでの流れ星など。
会場にいるときにしか見れない光景なので僕はしばしばステージやモニターだけじゃなくて天井や後ろの壁などを見るようにしてます。
全台本であったことの意図とは?
メタなことを言ってしまえば西武鉄道に臨時便出してもらってる、周辺地域への配慮などから普段よりタイムキープを普段より厳しくやるということだったのかもしれません。
ですが、遊園地というテーマからキャストとして閉園までキャストとして "演じきる" ためのものだったのかもしれません。
演者さんの素の姿が見れるMCや挨拶も好きでしたが、そこはブックレットに任せるとして、今回はアイドルを演じることに徹してくれたと解釈しています。
ライブ会場での出会い
さて、ライブ本筋とは外れるんですが、今回もライブ会場でたくさんのPと交流させてもらいました。
特にSS3A以降、藍子ユニを着ていることから野球好きの方と名刺交換させて頂く機会が多いです。まさか同じ「福浦和也2000本安打達成試合現地勢」という巡り合わせもあったりと面白かったです。
また、今回もアイマストドンの方々、総勢39名と実質のオフ会状態で交流させていただきました。
そして、フラワースタンドにも参加させてもらいました。
またナゴヤドーム公演にも現地参加しますのでそのときはよろしくお願いします。