今年の目標に「ライブ行ったら感想記事を書く」ってのがあったんですがけど、あまりの情報量にとてもじゃないけど書ききれなくなったMoIW2023にあまりに衝撃的な構成と咀嚼に時間がかかりすぎたシャニ5thがともに現地に行きながら結局書けてないんですよね。
でも今回は書きますよ。書きます。
ミリオンライブ10thライブツアーAct-1、さいたまスーパーアリーナ。
6th以来のSSA、他ブランドでも使ってなかったのでだいぶひさびさな気がしましたね。
けやき広場に集まるPたちの輪は相変わらずですが、6thのときよりマトモになった*1気がします。
Act-1は出演メンバーを見ても明らかに1st~4thライブを振り返るライブだろうという感じでしたので、僕と友人たちで「グリマスの亡霊合同葬」なんて冗談飛ばしたりしてました。
けやき広場に集まって話す内容はほぼほぼ老人会。
「ライアー・ルージュで何色振るんだ論争」だとか「machico16連コールという忌まわしき風習」とか「夢色トレイントーマスmix」だとか「応援ください!になんと返すのが適切か論争」とか「お前、素敵なキセキちゃんと歌えるように復習してきた?*2」とかライブにまつわる懐かしい*3話で大盛りあがりしてました。こう見るとやっぱミリオンって声優ライブ界隈の文化流入による衝突みたいなのめっちゃ多かったな?
僕のミリオンライブは3rd大阪Day1からなんですけど1stも2ndも過去の配信で視聴済み。2ndのセトリ良すぎて配信見終わった直後にBDを買った思い出もあります。
BMDイベを無理に走ろうとして止められ諦めたり、その雪辱を4thで果たしたりとまぁいろいろありました。
現地に青い包紙のキャンディーを持っていって配ろうかと思ったりしましたがちょうどいいのが売ってなかった。残念。
担当アイドルの美奈子はDay2だったのでDay2は正装して行きました。
このエプロンも4thの現地のときからライブで着たり、7thReのときはP仲間と泊まったコテージでBBQするときに着たりと相棒とも言える服ですね。
そんなたくさんの思い出を振り返ろうという期待を高めながら開演を待っていました。
開演のブザー
Day1の開演のタイミングで流れたブザー音。劇場の公演なので4thライブまでは必ずやってました。だからこそあのざわめきだったのでしょう。
懐かしいライブ構成
書いた通り3rdツアーの途中からLV参戦、初現地は4th*4だったのでソロ曲は結構現地で聴いたことがないのが多いんですよね。5thからは基本新曲でしたし。
スタートの素敵なキセキからのハピラキ、この流れだけでもう心は過去に帰れますね。
3rdツアーからなので序盤といえばエスケープか未来か奈緒みたいなイメージが原体験としてあったのでこの流れは新しくはないけど染みてくる流れでした。
1ブロック目にアゲて、2~3ブロック目で引き継ぎ、4ブロック目でバラードをやって締める、これがいわゆる「石原セトリ」と呼ばれてる流れだったわけですが、今回3ブロック目でしんみりして4ブロック目はハジけるというJUNGO氏お得意の構成になったあたりJUNGO氏の信念を感じました。そこだけは譲れないという感じの。
思い出される過去の記憶
もうこのライブは思い出ボムライブなんだなというのはわかりきってましたが、いざ見てるとやっぱりいろいろなことが脳裏に蘇ってきましたね。
BlueSymphonyを聞けば振りコピをしっかり覚えてるし、Day After "Yesterday"を聞けば最後の合唱も思い出したし、アフタースクールパーリータイムを聞けば騒がしかったコールを思い出す。
PRETTY DREAMERの2番の罠には引っかからないし、ドリームトラベラーでMIXLIONを思い出すし、SmilingCrescentでトロッコで引き裂かれるもちょとゆきよさんを思い出すし、Believe my change!の振り付けが素晴らしきヒィッツカラルドに見える誰にも理解されたことがない幻覚を思い出したり。
それでも存在しない記憶が唐突にやってくる
リフレインキスですよリフレインキス。存在しない記憶のはずなのにたしかに田中琴葉が4thに居た気がする。気がするんだ。
突然破壊される情緒
UNMEIライブのことです。詳しいことはブログにはかけないんですが、この曲聴くと色々思い出すことが多くて情緒が壊れます。
1stライブは映像でしか見たことがないけど確かにやっていた曲なのでワンチャンやるかもな~?とは思っていたのですが、トリに持ってこられるとは思わなかった。
進化した「アイル」
3rdツアーのLVから参戦したといことで、3rd幕張のあの瞬間はスクリーン越しで見てました。
あの日以来、いつか生で見れる日が来ないかなぁと思っていたのは間違いないです。
3rd当時、ポチポチゲーが元々苦手だった僕はグリマスもそこまで乗り気ではなかったので曲から入ったのですが、そこで「面白いから読みなよ!」って言われて薦められたのがゲッサン版ミリオンライブでした。
ミリオン入門に勧められたので買ってきた pic.twitter.com/A3WrixTAgm
— まぐろう (@frozentuna) 2016年1月10日
間違いなく面白い漫画です。現在から見ると紬も歌織も居ない昔の作品なのは否めませんが、それを差し引いても面白いです。7thReのfloodingの意味もわかります。
話を3rdに戻すと、3rdのアイルは気合乗りが半端じゃなくて、鬼気迫る必死さすら感じるパフォーマンスでした。
そして今回のアイル。めちゃくちゃ楽しそうに歌っていました。ゲッサンの文脈を考えると楽しそうにのびのびと歌う姿こそ本当の姿じゃないかと思ってこの7年間の成長と進化を感じてました。
やっぱ最初の体験って大切だわ
ここまでで何度も言ってますが3rdが初めて見たライブでしたし、ツアーだったのでめちゃくちゃ聴いた曲もありました。
Dreamingがまさしくそれで、今回聞いたときに「あ、思った以上に心に刺さってる曲だったんだ」と思いました。
振りコピはできるし、大サビ入りの「今が私たちの夢だから」のところでめちゃくちゃじーんと来てました。
じゃあそろそろ佐竹美奈子の話しますね!
今回のMVPは間違いなくMelody in scapeだと思ってます。
この曲は紗代子とのデュエットのLTDシリーズの曲ですが、過去に何度も披露されてます。
それを踏まえて、みなさんはこの曲を聞くときにどこに注目しますか?
結構な人が「駒形友梨さんの歌声」って答えると思います。力強くて魅力的なパフォーマンスをいつも発揮しているので気持ちはとてもわかります。
この曲はデュエット曲でありながら、どうしても駒形さんが引っ張って大関さんが食らいついていくという構図になりがちでした。
言葉を濁さずに言うと、お互いのパフォーマンスがうまく調和していないことが多かったです。
特に大関さんについては高音域の伸びが不安定なときがあり、芯の通った伸び方をする駒形さんと並べるかと言われると一歩足りないという感想を抱いてました。
ところが!!!!
今回のメロスケ、めちゃくちゃ大関さんの歌声が安定していて駒形さんに引けを取らないパフォーマンスだったと思います。
初めて2人が肩を並べてデュエット曲として完成した気がしました。
美奈子は5th以降もらった新曲がこれまでにない引き出しを求められる難しい曲の連発でした。
とにかく息がきつくなるフルコォス、ファルセットを効かせる場面が多いあたためますか?、これまでにないカッコよさを求められたSuperDuperなど。
結果的にライブでは新曲の初披露が殆どでしたので「難しい曲の初披露だしまだまだ発展途上だろうな」という感想を抱くことも少なくなかったですが、その難しい曲たちをこなしていく上で成長したということをこのメロスケで見せてもらった気がします。アイドルが成長したのを感じた瞬間が1番嬉しいんだ。
スマイルいちばんを聴いたときに「あれ?今回めちゃくちゃ安定してる?ぜっきーさん調子良いな?」って思ったのは間違いじゃなかったです。まさに佐竹美奈子成長物語第1部総集編といっていいのではないかと思うくらい素晴らしいパフォーマンスでした。
さいごに
Act1は終始懐かしい気持ちが先行するライブで、ここ最近の新しい曲をとにかく披露したり、Remixのようなこれまでにない手を使ってきたり新しいことが多かっただけに「実家のような安心感」や「馴染みの定食屋」みたいな感覚が強いライブでした。
ただ、それだけではなく「久々に馴染みの定食屋に来ていつものメニューを食べたらめっちゃ美味しくなってた」という感じで懐かしい曲たちを見ることでこの10年間の積み重ねの成果を感じ取ることができてとても良いライブだったと思います。
次のAct-2はおそらく5th以降の曲メインになるでしょうが、それも楽しみにしています*5