このブログには珍しくライフログ的な記事です。
タイトル通り先日、8年ほど暮らした秋葉原から引っ越しました。
偶然にも同じように秋葉原に住んでいた友人も引っ越していて、めちゃくちゃ良い記事を書いていたので紹介しておきます。
どうして秋葉原に住もうとしたのか?
8年前当時、まだ創作に対する熱意があってコミケへのサークル参加とかも考えてました。
僕の参加してた分野はゲーム制作で、基本的には1人でできないモノです(例外ももちろんいます。東方のZUN氏とか。)
複数人で開発するとなると締切間近に「開発合宿」のようなことをすることも想定しており、東京ビッグサイトへのアクセスと開発メンバーのアクセス、そして自身の職場へのアクセスや諸手当などを考慮して秋葉原を選択しました。
あとはコミケに出るようなオタクなので、「オタクの大百貨店みたいな街」に憧れもありました。
ゲーム、音楽、グッズ、同人誌、趣味関連の欲しい物は歩いてすぐに揃うという魅力はとても輝いてました。
そもそも住むとどのくらい金がかかるのか
魅力的な街、秋葉原。言わずもがな都心ど真ん中。家賃は高いです。
家賃が比較的安いエリアとしては秋葉原の昭和通り口側、浅草橋・蔵前・東日本橋エリアだと思います。
秋葉原に徒歩10分程度でアプローチできつつ家賃を1Kで2桁万円切りたいならほぼこのエリアしか無いと思います。
僕はこのエリアでしたが、契約時の特約事項にあった「原状回復にかかる費用負担は全て借主が負担する」を軽く見てたせいで退去時の請求がクソ跳ね上がって実質家賃が2000円増しくらいで住んでた計算になったので契約書はちゃんと疑って読みましょうね!
あと、このエリアは千代田区と台東区と中央区があり、千代田区を選ぶと12万円の給付金が降ってきたりします。
衣食住の利便性
飲食については何も困りません。
店が多いのでUberEatsや出前館といったデリバリーサービスの対応店は多いし、自炊するにもこのエリアにはライフにまいばすけっと、肉のハナマサなど潤沢に店はあるので自炊で食費を浮かすことも可能です。
昭和通り口側のエリアであれば浅草橋方面の飲食店も選択肢に入り、バリエーションが増えます。
あと、なにげにパン屋が多いです。パン屋のパンって唐突に食べたくなるじゃないですか。あの欲求をすぐ満たせます。
青島食堂とかくろ喜といったラーメンの名店が多いのも良かったです。基本的に並ぶので15時とか比較的空いてる時間を狙って行けます。
生活雑貨についても100円ショップは電気街口側にあるのでちょっと面倒だけど一応あるし、家電はアキヨドで24時間店頭受取ができるので夜中に照明がぶっ壊れても大丈夫です(経験1回)
パソコンを組もうと思えばキャリーケース持って秋葉原をさまよって家で組めば安上がりにすむし、セール品も見つけられます。
衣類についても秋葉原にユニクロはあるしABCマートなどもあるのでこだわらないなら十分揃います。
医療施設も十分にあります。三井記念病院や御茶ノ水にある順天堂医院といった紹介状必須の大病院もあれば、そこへ取り次いでくれる診療所も多いので基本的には困りません。
趣味の拠点としての秋葉原
秋葉原なのでゲーセンはたくさんあります。かつてはKONAMI音ゲーマーだったのでレジャランやトラタワなどに終電が過ぎたあたりに行き、ガラガッラな店内で連コしたりしてました。
僕の趣味はアイマス・野球・サバゲだけど、この街はだいたい供給してくれました。
アイマスのライブは幕張メッセ(秋葉原から総武線+バス)かさいたまスーパーアリーナ(京浜東北線で1本。上野乗り換えでより速く着く)が多いので利便性は良いです。
最近は地方もありますが、新幹線移動をするなら上野でも東京でも都合のいい方にすぐ出れるし、羽田空港に行くなら浅草橋や蔵前、東日本橋から京急線に直通する都営浅草線ですぐ行けます。
野球も東京ドームは歩いて行ける距離だし、神宮球場(総武線)、ZOZOマリンスタジアム(総武線+バス)、横浜スタジアム(京浜東北線)といろいろなところへ行けます。
サバゲは会場が多い千葉北西部へも京成線・成田スカイアクセス線に直通する都営浅草線で事足ります。なんなら秋葉原のど真ん中にサバゲの会場はあります。
また、御徒町~秋葉原間にはミリタリーショップが密集しているためサバゲ関連用品の購入にも便利でした。
コミュニケーションの場としての秋葉原
上記の通り、交通の拠点でもある秋葉原は人が集まるのに便利な場所でもありました。オフ会やライブの打ち上げなど多目的に使える箱があります。
例えば、カラオケを借りてライブブルーレイをみんなでみたり、仕事終わりに集まって呑める安い居酒屋(冒頭の写真の「和が家」は行きつけでした)があったり。
昨年から急激に変わった情勢ではこれらのことは殆どできませんが、それ以前は「飲み会やオフ会をしても終電を気にしなくていい、なんなら終電なくしたらウチ泊まってけばいいんじゃね?」ができるのは圧倒的な強みでした。
8年という月日で変わりゆく街と自分
8年もあると色々変わるんです。
僕は東方のオタクでコミケへの前線基地として活用しようと思ってたのが気がつけばアイマスのオタクになって人脈も大きく変わり、合宿場所としようと思ってた部屋も気がつけば友人たちと餃子パーティーするようなパーティールームとなりました。
サバゲも始めて末広町周辺のミリタリーショップを散歩ついでにウィンドウショッピングするようになり、部屋はエアガンとアイマスCD/BDでどんどん狭くなりました。
街はというとなぜか肉バルが乱立したり、昭和通り口のマクドナルドがビル建て替えでなくなったり、客引きが増えて昭和通り口にはバニーガール姿で声をかけるねーちゃんが居るようになったり、なぜか制服を来た女性がやたら吸い込まれていくホテルができたり、ガード下にこの情勢下で24時間営業を謳うやべぇ居酒屋ができたりしました。
電気街のほうはメイドカフェのキャッチが初代ポケモンのチャンピオンロードのように所狭しと配置されるようになりました。
つい最近は路上呑みが増えたのか深夜に外から話し声が聞こえてくることが増えました。
元々昭和通り口側は電気街・オタクの街といった秋葉原に抱くステレオタイプなイメージが薄く、飲み屋メインのエリアでしたがこの8年でより色濃くなったように思えます。
どうして引っ越したのか
単純に狭くなったことと生活様式が変わったからです。
職場がフルリモートワークとなり出社の必要がなくなったこと、情勢が落ち着いたあともその体制を継続すること、リモートワークへの体制変更による諸手当の変更といった要素が重なり、情勢によってコミュニケーションの拠点としての機能を活かせていないため秋葉原にこだわる必要がなくなったからです。
ただ、引っ越すからにはいずれ落ち着いたら友人を呼んで遊べるくらいの距離感と広さという条件で探しました。持て余すくらい広くなり、家賃は安くなりました。
最後に
秋葉原という街は圧倒的利便性を与えてくれました。これほどの利便性に慣らされてしまうと引越したときに不便に感じるのでは?とさえ思っていましたが、現代は通販が発達しているため、今の所は困ってません。
あれだけ出歩いてぶらぶらと彷徨ったあの街に感じた魅力も慣れきって感じなくなってしまったのかもしれませんが、今の生活に慣れた頃にまた思い出すんでしょう。