まえがき
まずは1年間お疲れ様でした。
シンデレラガールになったイヴのPの方はおめでとうございます。
終わった直後ではありますが、この1年間考えていたことを書いておこうと思います。
この記事はあくまで僕個人の考え方に基づきます。他のPはたぶんこんなこと考えてませんので〇〇Pはこんな事考えてたんだって一緒くたにまとめるのだけは勘弁してください。
ルールを見た瞬間に感じたチャンス
今回のルールは予選から必ず5人選出するというルールでした。
つまり「1番の推しではないけど、5人選べと言われれば入ってくる子は有利」ということと、「アイドル間の関係性が多い子ほど関係先からの票が集まりやすくて有利」ということが即座にわかりました。
僕の担当はおそらくこの2つとも満たしやすい子なので確実にチャンスだと思ったわけです。
とはいえ、グループ分けの結果は激戦必至。いかにルールが有利に見えたり、過去の実績があったりしても全く気の抜けない状況でした。
しかし、実績がある以上、目指すところは本戦上位ということで目標意識はそこに据えていました。
予選で自分にできることとはなにか
上に書いた通り、兎にも角にもこの激戦のグループで5人に入らなければ始まらないということでまずは予選でできることをすることにしました。
しかし僕はクリエイティブな方法で人に自分の担当アイドルの魅力を伝えるという武器は持ち合わせていません。
なのでまずやったことは毎月のお買い得有償石を貯め続けてSfC応援セットを限界まで買うことでした。可処分所得なら武器にできたのです。
また、この方法は確実に票数を増やせる方法として1番信頼できる方法です。買えば増えるんですから。
よくTwitter上で見られる各種企画にはその企画によってどれだけ票を増やせたか?という効果が非常に見づらいという問題があると思っています。
疑似プロデュース体験という視点ではなく、数値を上げるためのマーケティング体験としては効果測定ができないというのは暖簾に腕押しな話です。
これはちょうど先日見たバンナムの資料で、この分野に詳しくないので的はずれかもしれませんが、こういうことをすると効果測定が可能なのかもしれません。
ですが、各種企画はやらなければ効果0から増えようがありませんから、可能性の話としてはやったほうが良いし、そのために動いてくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
ハッシュタグに乗っかったりはさせてもらいました。
僕の投票戦略
さて、応援セットをすべて買ったので手元にそれなりの数の投票券がありました。
これをどうやって使うかという話です。
まずは身内と票交換をしました。本名とか居住地とか握ってるレベルの身内ですね。信頼できる人たちともいえます。
今回、グループが4つに分かれているためグループを跨いだ票交換は明らかにリスクが高く、票交換自体も最大まで投票券を持っているという都合上、さらにリスクが高かったので身内以外とは一切交換をしませんでした。
では、他の投票先を決める上でなにを考えたかです。
- 強力なライバルには入れない
単純な話ですね。上位に来そうな他の子に入れてしまうと自分が押し上げたいアイドルとの差が小さくなるので不利です。
- 本戦で票を食い合いそうな子には入れない
今回のポピュラーな考え方として自分の担当アイドルAと関係性のある子に入れることで予選突破時に一緒に歌う曲を得ることができるというのがありました。
確かに魅力的なことですが、仮にAと関係性のあるBが狙い通り両方予選を突破した場合、本戦ではAとBそれぞれのPがそれぞれに入れるためAはA分、BはB分の票数を獲得します。
ですが、仮にAだけが予選を突破した場合、BはAと関係性があるので応援に回ってくれる可能性があり、そうなった場合、Aは本戦でA+B分の票数を獲得します。
これを考慮して選択肢から外した子もいました。
- 目標意識の差を考える
SfCにおいて各アイドルの立場と目標はそれぞれ違うと思います。
僕みたいに本戦上位を見据えてる人もいれば、まずは予選突破してボイスを獲得しようと考えてる人もいたと思います。
この点を考えたときに、アイドルAと関係性があるが、まだボイスが未実装のアイドルBはアイドルAの視点で見ると予選では仲間となりつつ、本戦まで行くとアイドルBはその時点で目的を達成しているのでAの支援に回ってくれる可能性があるアイドルと見ることができると考えました。
なので、投票の軸は自分の担当とこの立場にあるアイドルとしました。
票交換を加味すると関係性のマップからどこと交換するのが1番アドになるかといった話も出てきますが、今回は交換してないので考えてません。
プレイオフを見たあとの絶望感
予選のあとにあったプレイオフの結果を見て「あ、これ頂点は無理だな」と確信しました。
プレイオフ、つまり敗者復活戦の勝ち上がるというのはそれだけでドラマ性を手に入れます。
さらに今回はまだボイス未実装という予選突破を突破し、ボイスも獲得したというアイドルたちの実績と比べて立場の弱さがありました。
日本のスポーツシーンでは判官贔屓という立場の弱い方を応援するという傾向があります。高校野球などは顕著です。
また、下剋上やジャイアントキリングといったドラマ性の高い展開を望んでいる人も多いと思います。
この傾向はSfC、いえばそれ以前の総選挙でもはっきりとありました。中間発表以降にボイス付けてあげたい子に寄ったりした奴ですね。
予選が終わり、本戦のメンバーの中に特段応援したいアイドルが居ない層はこの傾向で動く可能性が高いと思いこれは無理だなと思いました。
プレイオフ終わる前は単純な得票率と「担当」というものが決まっていない層が入れそうなところとして他の子が最大のライバルだなと思っていましたし、プレイオフで勝ったとはいえ本戦は「この子が勝ったらおもしろいよね」だけで入れる人はどこまでいるんだろうか?と疑問に思っていました。今思えば疑問じゃなくてそうであってほしいという願望ですね。
終わってみればプレイオフの勢いそのままの結果に。僕はおめでとうを言おうにもそれまで見てきた人の中にその子を担当している人が居なかったので虚空に向かっておめでとうを投げました。
この勝ち方を見てしまうと「どんなにあの手この手でアイドルの魅力を伝えようとしても立場による判官贔屓での票の動きには太刀打ち不能である」という無力感があり、次回もこのルールだとちょっとやる気に影響しそうだなと思いました。
結局このルールは何がしたかったんだろうか
まず評価したい点として予選突破にインセンティブがあり、欲求別の目標設定ができるようになったことです。
ボイス獲得は予選に全力を出せばいいし、本戦で成績を残したいのならボイス獲得を目指しているところと組むことで効率よく戦えます。
また、5人を選出しないといけないというルールから「このアイドルとこのアイドルは一緒に選ばれることが多い」というユーザーが思っている関連性のデータを運営に提供することになります。
このデータは今後の出番に影響があるかもしれないし、ないかもしれません。僕は上記のとおりこの視点を無視して投票したので運営の求めているモノを提供できてないと思います。
最大の問題点はプレイオフだったと思います。プレイオフはそもそも1度敗れたアイドルたちでの敗者復活戦です。
敗者復活である以上、予選上位で突破した子たちと同じインセンティブが発生してはいけないと思っているのでボイスなどの追加はなしとしたのは正しかったと思います。
ですが、逆にそれが仇となって民意はドラマ性とボイス獲得という2つのプレイオフ突破アイドルに投票する理由を手にしたのではないかと思っています。
仮に今回頂点を取ったアイドルとは別のアイドルでも同じ境遇であれば頂点を取っていたのではないかと僕は思っています。
これは運営が民意を読み違えゆえの結果だと思っているので、この部分は変えて欲しいと切に思っています。プレイオフなしでいいと思います。
正直な感想
めちゃくちゃ悔しいですね。アイドルは誰もなんも悪くないんですけどルールが悪かった。
「いやいや、私は最初からこの子が1番好きなのでずっと票を入れてましたよ」って人も居るのはわかってるんですが、ぶっちゃけただ「面白そう」とか「特に入れる子居ないから番狂わせになりそうな子に入れよう」とか「誰でもいいからとりあえずボイス付く子増えて欲しい」みたいなそのアイドルである理由を持ってない票が少なからずあったんじゃないかって思っています。
ボイスが付くアイドルが増えるとユニットの可能性は広がりますが、年間供給量が増えない限りは1人のアイドルに対して供給スパンが伸びるだけだと思うんですよね。
なので、ボイスをガンガン他のアイドルにも付けて欲しいが、それをするなら運営の曲やコミュやガシャの供給スピードも上げてくれないと結局、ボイスが付いたあとにボイスありアイドルたちの土俵に上がってこれまでと同じその土俵の中で供給格差みたいなのを味わうことになるだけだと思っています。
ボイス付いた直後の1年くらいは供給量が一気に増えるので、そこで他のアイドルたちと肩を並べられるくらいの土台を作り上げられないと2年目以降の供給に影響が出てるんじゃないかなって勝手に思ってます。
瞬間最大風速では間違いなく「人気のあるアイドル」だったのでこの結果自体は受け入れるしかないです。明日にはもう前向いていこうと思ってます。
運営的には10年の節目だし近年のシンデレラガール待ち行列状態を打破したかったんだろうなという意図を感じますが、待ち行列に並んでる側からすればこうやって崩されるのは割と堪えますね。
あと期間の長ゆえにダレて関心が無くなっていっている人も見受けたので、4グループ並行開催くらいでもいいんじゃないかなと思います。
また、予選4グループと本戦でそれぞれ曲ができるということは年間5曲はもう新曲が出るメンバーがここで決まるということなんですよね。
年間に出る新曲の数は限りがあるなかで、今まで以上にその枠を総選挙関連が埋めることになるのが今後どうなるかは気になるところです。